「顔が大きく見える気がして」
輪郭のカウンセリングでよく出てくる言葉です。その後はたいてい、顎を小さくする話へと続きます。
難しいのは、どこまで小さくするかを決めることです。少しだけなら差は小さく、多く削れば元の顔との距離も大きくなります。その境界線を見るために、同じ顔に3つの段階を適用してみました。
3段階に分けて積み重ねました
各段階は、前の段階の結果に続けて適用しています。
- 顎先の長さを短縮: 下に長い顎先を短く
- Vライン: 下顎角(エラのライン)をなめらかに
- 頬のボリューム調整: 下顔面の横のボリュームを減らす
元の写真元の写真 — 施術前。下の段階と顔の位置・大きさが同じです。
1. 顎先の長さ — 顔が短くなります。「整った」に近いゾーンです。
2. + Vライン — エラのラインがなめらかに。ここまではほとんど気づかれません。
3. + 頬 — 幅がはっきり減ります。「変わった」に入っていくゾーンです。
4枚とも顔の位置が同じなので、ボタンを切り替えるとどこが変わったのか比べやすくなっています。
1段階目は「整う」、3段階目から「変わる」
同じ顔でも、段階ごとに印象が違って見えます。
- 1段階目: 顔が短くなり、印象がすっきりします。どこを変えたのかはすぐには分かりません
- 2段階目: エラのラインがなめらかになります。もともとそういう顔に見える側に近いです
- 3段階目: 幅まで減って、顔の形そのものが変わります。この段階から施術した感じが表に出てきます
どちらが良いかは好みによります。 ただ、3段階目は変化が大きいぶん、元の顔との差も大きくなります。手術の前に「どこまで」を決めておかないと、結果がきれいに出ても自分の顔らしくないと感じることがあります。
それでも、実際に動いた数値は1〜3mmでした
| 段階 | 下顔面の長さ | エラ幅(下顎角) | 顔幅(こめかみ) |
|---|---|---|---|
| 元の写真 | 62.8mm | 101.3mm | 131.0mm |
| 1. 顎先の長さ | 61.8mm (−1.0) | −0.3 | −0.4 |
| 2. + Vライン | 62.6mm (−0.2) | −0.8 | −0.6 |
| 3. + 頬 | 62.3mm (−0.5) | −2.8 | −1.4 |
測った位置をそのまま顔の上に重ねると、こうなります。
元の写真元の写真 — 下顔面62.8mm・エラ幅101.3mm。
1. 顎先の長さ — 下顔面だけ−1.0mm。エラ幅はほぼそのままです。
2. + Vライン — エラ幅が−0.8mm。かわりに下顔面が少し戻ります。
3. + 頬 — 最終形。エラ幅−2.8mm、下顔面−0.5mm。
まず、幅の問題か長さの問題か
最後にひとつ。同じ「顎を小さくする」でも、幅を減らすことと長さを減らすことは別の手術です。
幅だけ減らして長さをそのままにすると、シャープには見えても、顔が長く見える印象が同時に強くなります。上の結果で1段階目(長さ)と3段階目(幅)が別の方向に読めるのもそのためです。
自分の顔が長くて大きく見えるのか、広くて大きく見えるのかをまず切り分けると、選択肢を整理しやすくなります。





